白い歯にしたい(ホワイトニング)
ホワイトニングで白くする
ホワイトニングとは、専用の薬剤で歯自体の色合いを自然な白さに変えていく処置です。痛みや苦痛はほとんどありません。
施術の方法として、①診療室内で専用の機械を使って行うオフィスホワイトニングと、②ホワイトニング用のマウスピースを作り御家庭で薬剤を用いるホームホワイトニングと、③両方を併用するデュアルホワイトニングの三通りがあります。
オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの違いは下の表をご覧ください。
- ①オフィスホワイトニング
- 過酸化水素・過酸化尿素
- 診療室
- 約1時間半
- とにかく早く白くしたい人、普段忙しくて時間のない方に向いています。
- ②ホームホワイトニング
- 過酸化尿素
- ご自宅などお好みのところで
- 1日2時間を2週間
- 自分のペースでゆっくり自然に白くしていきたい人に向いています。
注意事項
- 時として、しみる・歯肉がピリピリするなどの症状が出る場合があります。御希望があれば、症状を抑える薬剤を別途用います。
- 一時的に白い斑点や帯状の模様が目立ってくることがあります。ほとんどの場合、ホワイトニングを進めるうちに目立たなくなります。
- ホワイトニング効果は永久的なものではなく、だんだんと後戻りすることがあります。そのため、定期的なメンテナンスをおすすめします。
- つめもの・かぶせものなどの人工物の色調は変わりません。ホワイトニング終了後、つめもの・かぶせもののやりなおしをおすすめします。
- ホワイトニングの効果には個人差があり、また全ての歯が同じような白さになるとは限りません。
ホワイトニング治療の流れ
- カウンセリングと口腔内診査:虫歯などがある場合は虫歯治療を先に行います。
- ホワイトニング法の選択:オフィスホワイトニング、ホームホワイトニング、デュアルホワイトニングからお選びいただけます。
- クリーニングと色調確認:歯の最初の色合いの記録です。
- 施術
- 術後の色調確認
- 術後メンテナンス:ご希望にもよりますが、白さと艶を保つために月1回のクリーニングとケアをおすすめします。
ホワイトニング処置は実際にこのように行います
オフィスホワイトニング

まず、はじめの状態の写真を撮影します。


歯の表面をクリーニングします。


歯肉の保護剤を塗布します。


ホワイトニング剤を塗布し光照射8~10分行います。
照射は1日に3回までです。


照射10分ごとに薬剤を除去し状態を確認します。1日に可能な照射回数は3回までです。
さらに白くしたい方は、日を改めて第2回目の処置となります。
ホームホワイトニング

はじめの状態の写真を撮影します。オフィスホワイトニング同様にクリーニングを行います。


ホワイトニングを行うために、お薬を入れてお口にはめる装置。これは、型を取って作ります。


装置を上の歯に取り付けたところ。実際には上下の歯に装置が入ります。
ご自分で装置を正しく付けられるように練習します。


途中で状態確認のために来院していただきます。
正しくご自分で処置できているかどうか、しみるなどの不快な症状が生じていないかどうかチェックします。